【コース3】005:移動平均線の使い方
動画その1~理論~
動画その2~実践~
補足解説
移動平均線の意味
まず、移動平均線(Moving Avarage:MA)とは、
一般に平均値を出す計算方法と同じ方法で描かれるラインです。
昔、算数で「クラス全員のテストの平均点を出す方法」を習いましたよね?
FXにおいては普通、
「ローソク足の終値を足して、総本数で割る」です。
ちなみにこの”本数”は自由に設定できますが、
例えば「21MA」と言えば、
「ローソク足21本の終値をすべて足して、21で割った数値」
ということになります。
これは21MAでも特に、
「21SMA(Simple Moving Avarage)」と言います。
僕はMAの中でもEMA(Exponential MA:指数平滑移動平均)を使います。
「指数平滑(しすうへいかつ)」の意味は、
「直近の数値をより重要視する計算で出す平均」です。
これによって、SMAに比べて、
直近の相場の変化にすばやく反応する移動平均線が描かれます。
一概にどちらが有効とは言えませんから、
将来的には好きな方を選択するようにしましょう。
移動平均線の実践的な使い方
1.移動平均線の順番
移動平均線を1本で使う時は当てはまりませんが、
3本や5本などで使う場合には、
その順番が分析の要素として重要になります。
それは「パーフェクトオーダー」と呼ばれている状態です。
簡単に言えば、
上から順に短期MA→中期MA→長期MAと並ぶ=上昇相場である
上から順に長期MA→中期MA→短期MAと並ぶ=下降相場である
これを基準に
「上昇だから買い狙い」「下降だから売り狙い」などと、
売買の判断に使う人も多いですね。
2.サポレジとしての機能
MAは、サポレジとして機能することがあります。
僕の感覚としては、
「中期・長期のMAほどより強く機能することが多い」
と思っています。
もちろん例外はあります。
具体的には、僕が使う89、200、1200EMAですね。
3.乖離(かいり)を意識する
MAとローソク足との関係を見ると、
トレンドが強い時は、距離が離れていきます。
これを乖離(かいり)と言いますが、
乖離している時には、再度MAに戻っていく動きが見られることがあります。
簡単に言えば、トレンドが出ているときは、
相場はMAから、離れて近づく、というのを繰り返す。
ということです。
最後に、MA同士の乖離というのもあります。
一言で言えば、MA同士が離れている時は、
トレンドが強く続いてきた証です。
トレンド転換にも注意しましょう、という感じですね。
それではお疲れ様でした!
【次の講義へ】
→MACDの使い方
学習が完了したら、1日1回で構いませんので、
以下の黒板マークをクリックして当サイトを応援してくださるととても嬉しいです♪
詳細はこちら→ブログランキングとは?
それでは引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません